ランブルシティ カジノ

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「だって、私の愛の重さは……

誰よりも軽いし、足りない……」 そう呟いて、私は動き出そうとする

 この『運命の赤い糸』を辿って、カナミと合流して、千年前のことについて相談しようと思った――が、部屋の扉に手をかけたところで、私は一つの未来を思い描いてしまう

「ぁ……」 震えた声が漏れた

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 粘りつく泥のような不安が全身を包んで、全身が硬直する

 仮に……、仮にだが

 もし、いま私が見た千年前の記憶を、カナミが全て信じてくれたとする

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 その上で、カナミが十分に考えた末に、「いますぐティアラと代わってくれ」と言ったら、私は―― もちろん、そんなことカナミが言うはずがないとわかっている

 けれど、可能性の一つとして存在すると思った

 私が千年前の出来事を話すことで、徐々にカナミの記憶は回復していって、当時の気持ちを全て取り戻してしまえば――たった十数日だけ過ごした私よりも、千年前に心を通じ合わせた『恋人』を優先する可能性は、大いにある

「も、もし……、そうなったら……」 声だけでなく、手までも震え出す

 いますぐ、全力で駆け出して、仲間たちと合流して、情報を共有するべきだとわかっている

なのに、身体が目の前の扉を開いてくれない

 それどころか、目の奥から涙が出てきそうになった

 『聖誕祭』を乗り越えて、『元老院』の調整から解放されたからこそ、いまの私は人間ならば誰もが持つ「消えたくない」「死にたくない」という気持ちが強い