組織萎縮症 ブラックジャック

組織萎縮症 ブラックジャック

 なんとしても、制空権だけは死守しなければならない

 辛うじて制空権は維持できているけれど、敵の航空隊の数が多過ぎるせいでこちらの戦闘機たちは対処しきれていない

 F-22の群れがSu-27やSu-33たちを次々に撃墜していく

味方の放ったミサイルをフレアで回避しながら旋回し、ミサイルを放った敵機に機関砲を叩き込んで撃墜すると、また他のホムンクルスたちと編隊を組んで別の航空隊に襲い掛かっていった

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「住民の避難は?」 もしある程度住民の避難が進んでいるのであれば、防衛部隊を後退させたかった

そうすれば部隊の損害は一時的に減るし、体勢を立て直すこともできる

 けれども、私が尋ねたオペレーターは唇を噛み締めながら首を横に振った

「……………貴族やギャングのせいで、撤退が予定よりも遅れているそうです」「………………!」 王都から逃げてきた住民の中には、ギャング共や貴族の連中も含まれている

そのような連中が平民と一緒に避難することを嫌ったり、自分たちを優先するように要求して混乱させるのは想像に難くない

 そいつらが自分勝手なことを言っているうちに、前線で戦っている兵士たちが次々に犠牲になっているというのに

 どうしてそんな愚かな事ができるのだろう

 既に避難の誘導をしている憲兵隊には、タクヤから「避難の邪魔をする存在は射殺せよ」と命令が下されている