ウィルヘルム・テル

ウィルヘルム・テル

 ニュウ=ディーは、二年前と大きな違いのない空中都の町並みを見回りながら、ふと、そんなことを考える

空中都の景観そのものには変化がなかった

“大破壊”以前に比べると住人が多少増えたくらいだ

新たに家を建てられるような敷地はそれほど多くはない

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元々、リョハンはヴァシュタリア勢力圏内の独立国家であり、周囲四方を事実上敵対関係にある勢力の領土に囲まれている関係から、外部との繋がりは皆無に等しかった

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様々な理由からリョハンの外へ出ていくものこそあれど、リョハンの外から移り住んでくるものはほとんどいない

武装召喚術の総本山ということで、己の技術に磨きをかけるために御山を登るべく訪れるものもいないではないが、全体から見れば、その数は極めて少ない

 リョハン自体、外との繋がりを持とうとしてこなかったのだ

ヴァシュタリアという大勢力のただ中で独立不羈を貫くだけでも並大抵のことではないのだ

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ヴァシュタリアの外の国々と関係を持とうという考えさえ、リョハンを統治運営する護山会議にも、リョハンの精神的指導者である戦女神にも生まれなかった

 そういう意味では、数年前、リョハンが最高戦力を小国家群に差し向けたのは、極めて珍しい事件だった

魔王率いる皇魔の軍勢を放置できないというのは、人間ならばだれもが想うことであり、当時の戦女神からすれば、孫娘のいる国を救いたいという気持ちもなかったとはいえない

結果的に魔王軍を解散に追いやることができたのは、リョハンの介入のおかげだけではなかったものの、もしリョハンがあのとき魔王軍との戦いに介入しなければ、歴史は大きく変わっていただろう

 もっとも、あのときリョハンが介入したことで存続した国はほとんどすべて、“大破壊”によって壊滅し、魔王戦争の意味も価値も失われてしまったのだが、そればかりはどうしようもないことだ

あの当時、だれひとりとしてこの世界がこのような状況に陥るとは、想像さえできなかった