まどまぎスロット

まどまぎスロット

 腕に覚えのある物、戦いに生きる者は一度はクアマを訪れ勇者の強さをその肌で感じていくのだとか

 もっともその大半がその差に史上最強を目指そうという夢を諦めているとのこと

「イリアスもクアマには行ったことがあるのか?」「いや、私はターイズを出たことがない」「私はありますよご友人、『勇者の指標』も体験済みですっ!」「ユグラの姿が見れるのか?」「はい、そういえばユグラもご友人と同じく黒髪の殿方でしたね」 ユグラの生前の姿を見れるのか、この件が済んだら一度はクアマを訪れてみたいものだ

「てゆーかバンっていったか? そういやあいつターイズで商人やってたな」「バンさんと知り合いなのか?」「知り合いも何も昔は同じ冒険者のパーティの一員だったんだぜ?」「なるほど、そういえばそんな話を聞いたことがあったな」 しかし『拳聖』グラドナと同じパーティだったとは、バンさんも意外と有名人なのではないだろうか

「そうそう、なんであの娘はあの年まであの才能を放置させられていた? まともな奴なら間違いなく捨て置かんだろ」「ウルフェの境遇は少し特殊でな」 グラドナにウルフェの村の話をする

 かつて『黒の魔王』から逃れ辺境の地に姿を隠した黒狼族のこと、その中で突如生まれたアルビノであるウルフェのこと、そのウルフェが迫害されて育った過程、今に至るまで

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「なんつー田舎者の発想だ、狭い世界では多少の変化にも過敏になるにしても酷い話だ

ぐっすん」 グラドナは鼻を啜りながら酒を飲む、戦いに明け暮れた戦闘狂にもウルフェの環境の酷さは沁みたのだろう

「だが納得、別に甘やかす気は無いがもちっと責任持って鍛えちゃる

精神面は知らんから任せる」「ああ、パーシュロの師匠って時点で期待してないからな」「『拳聖』つっても何でもできると思うな、むしろ何かに特化してる奴ほど他はダメなんだ」「それは知ってる」 こちとら戦闘面は壊滅的だからな、役割分担の重要性は熟知している

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 天は二物を与えずと言う、それは別に才能が限られていると言うことだけではない

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 己が持つ才能を伸ばすにあたってどこまで人生と言うリソースを割り当てられるのかと言う話だ

 グラドナは格闘術にだけ全てを注ぎ込み、伝説となった

 イリアスの強さも人生の大半を剣に捧げた故の見返りだ

 ラクラも――まあ自主的に自堕落な奴は置いておこう

「イリアスとか言ったな嬢ちゃん、お前さんもなかなかにできるようだが誰かに指南受けたん?」「はい、ラグドー卿――サルベット=ラグドーにより剣の指南を受けたことがあります」「あーサルベかー納得、道理で堅苦しい感じだと思ったわー」「ラグドー卿も知っているんだな」「知っているも何も、若い頃アイツと殺しあったことあるもん

騎士なんてやって国に篭ってなきゃわしと同じ位には有名になれたよあの爺」 ラグドー卿の強さは知っていたが『拳聖』と同格か、殺しあったって物騒な話だなおい

 しかしラグドー卿が世界の伝説級で良かった、これ以上がポンポンいられてはキャパシティが悲鳴を上げるところだ

「サルベの指南を受けたにしてはイマイチじゃね?」「指南を受けたのは一年程度でした、後は我流です」「そりゃすげぇ、今度サルベに本格的に鍛錬つけてもらえよ、今の十倍は強くなれんぞ?」 今の十倍……頭の中でイリアスが見た目も化物になっている光景が浮かんでしまった